存在感のある演技

Posted by ウキウキ♪ - 7月 19th, 2014

ドーンというような低音の効果音も思わせぶりではあるが、遠馬の暗い欲望の滾りや後ろめたい気持ちを象徴している音で

、端的には『親父と同じような悪しき人間にはなりたくない』がそこに引き寄せられてしまうというテーマを強調している。

昭和63年から昭和64年となり、昭和天皇崩御で元号が平成に改まるまでの時代設定だが、『父親が殴っていた女(若い愛人の後妻)』から許されて 交わり、女のまともな愛し方を知るといったエンディングは、『暗く重たい過去からの遠ざかり・超越』を日本的な闇金相談 千葉時間の区切りである元号の切り替えに表象さ せたものである。

主役の遠馬を演じている菅田将暉(すだまさき)は、米倉涼子が主演でスクールカーストをテーマにしていたテレビドラマ『35歳の女子高生』の軽薄 ないじめっ子役(クラスの空気を操作するボス的な役)で初めて知ったが、少し前に見た『そこのみにて光輝く』でも、能天気で貧しい無職の青年を演じてい て、なかなか個性的で存在感のある演技(明るいあっけらかんなキャラから暗く重たいどんよりしたキャラまで)をする俳優だと思う。

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